話の面白さについて
話の上手な人、もしくは人を惹きつける話し方の出来る人の話というものは、総じて面白いものです。面白い話であるからこそ、人はもっと聞きたがるのです。
ただし、この面白いということを履き違えないようにしましょう。
話を面白くしようとして、話の途中に冗談を時々はさんだり、面白おかしいエピソードをはさんだりすることはよくある手法であるかも知れません。こういったことが悪いわけでは決してありませんが、加減というものが非常に大事になってきます。
話し手と聞き手との間に笑いが生まれれば、その場の雰囲気も良くなることは確かですが、あまりそっちの方に時間をかけすぎると、肝心な話のほうがぼやけてしまうこともあります。聞いている方にしても、面白い話だったけれども結局何の話だったのかよく憶えていない、なんてことにもなりかねません。
似たようなケースとしては、話がよく脱線する人も気を付けたほうが良いでしょう。
ちょっとした箸休め程度に、違った話をもってくるのもたまにはいいかも知れませんが、その話が思いもよらずに聞き手側にうけてしまったりすると、本当に伝えたかった話がその話に埋もれてしまうこともあります。
つまり、余計なことは極力話さないほうが良いのです。
それでは話がもたない、という人はそもそも考え方が間違っていると思うのです。